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冷間圧造について

当社の実施している加工方法には、冷間圧造加工と転造加工があります。
冷間圧造加工とは
塑性加工の原理による、金属加工方法の1つです。「塑性」とは個体の性質の1つで、ある一定の力を加えて変形させると「元に戻らない」性質のことです。この性質を持つ素材として「金属」があり、塑性加工とはその性質を利用し、金属などを希望の形状に変形させることです。
そして冷間圧造加工は、この塑性加工方法の1つで、コイル状の素材を必要な長さに切断したあと、熱を加えることなく「ヘッダー・ホーマー」と呼ばれる冷間圧造機で成形する加工方法です。
従って、冷間圧造加工をヘッダー・ホーマー加工とも呼びます。
加工方法 | 主に次の5種があります。
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製 品 | ネジ、ボルト、ナット、リベットなど |
1. 絞り加工
2.すえこみ加工
3.トリミング加工



冷間圧造加工のメリット
- 切削していないので材料のロスが少なく、コストダウンにつながります。
- 切削していないため、材料(金属)のファイバーフローが残り、製品に強度があります。
- 加工速度が速いので、生産性が良く、大量生産が可能です。
- 金型によって形状を成形するため、加工精度が高く、均一で安定した製品を大量に製造できます。
デメリット
- 金型を使用するため、初回時のみ金型費用が必要となります。
- 金型を製作する期間がかかります。
転造加工とは

強い力を加えて素材を変形させる加工で、「転造」という名前のとおり、転造ダイスと呼ばれる工具の間に棒状の加工素材を回転させながら成形する方法です。 この転造は、主に「おねじ」の成形用に利用されている加工方法で、汎用ねじの大量生産に多く使用されています。
メリット、デメリットは、冷間圧造と同様です。
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